スクールポリシーSchool Policy

建学の精神(私たちの教育の柱)

「感動の教育」

ミッションステートメント 

 文大杉並は、建学の精神である『感動の教育』を日々実践しています。

 私たちが考える“感動”とは、何かを成し遂げた瞬間や新たな価値に触れたときに生まれる“心の深いふるえ”です。その背後には、「柔軟な思考力と知的な好奇心」、そして「自分にとって価値あるものに粘り強く挑む姿勢」が欠かせません。この”感動”の体験こそが、明るく前向きな思考を生み出し、未来を切り開く原動力になると私たちは考えています。ときにそれは、私たちの中に新しい価値観を芽生えさせ、さらなる成長を促してくれるでしょう。

 例えば、自分のビジョンを粘り強く形にし、その成果が他者に認められ、相手の笑顔や喜びとなって返ってきたとき、その心はふるえ、自己の価値を強く実感するでしょう。また、厳しい練習を重ね、仲間と挑んだ試合でそれが成果に結びついたとき、得られる深い喜びはかけがえのないものとなるでしょう。さらに、日々の学びを積み重ねる中で、「なりたい自分」に一歩近づいたと感じたとき、その達成感は次なる挑戦への勇気となるでしょう。

 こうした“感動”の体験は、他者にとっては小さな出来事に見えるかもしれません。 しかし、“感動”の形は人それぞれであり、生徒たちはその体験を通して成長し、視野を広げ、思考を深めていきます。そして、互いの個性が時にぶつかり合い、時に共鳴しながら、文大杉並という場で互いを高め合っていくのです。

 私たちは、これからの社会変化の中でも『感動の教育』の価値はますます高まっていくと確信しています。なぜなら、人間だけが味わうことのできる”感動する”という体験こそが、私たちの中に未来への原動力を創出し、私たちの中に新たな視点を開き、これからの時代を生き抜くための“本物の教養”を育む始点となるからです。

だからこそ、文大杉並は、これからも『感動の教育』を実践し続けていきます。

グラデュエーションポリシー(私たちが育てたい生徒像)

 「感動の教育」の理念に基づき、文大杉並に集った生徒たちを発達段階に応じて指導し、「自らの力で社会に、世界に羽ばたいていける生徒」を育てるべく、下記のような生徒の育成を目指します。

⒈ 粘り強く努力する生徒

 私たちは、どんな困難な状況でも未来へのビジョンを失わず、自分のため、他者や社会のために粘り強く努力を続ける強い意志を持った人材を育成します。

⒉ 柔軟な思考と知的好奇心を持つ生徒

 私たちは、新しい知識や視座を積極的に取り入れる柔軟な発想力と知的好奇心に裏付けられた探究心を持ち、積極的に未来を創造する人材を育成します。

⒊ 他者と協働し高め合う生徒

 私たちは、多様な興味関心と文化が混ざり合う教育環境の中で、他者の価値観を理解し、尊重し合いながら協働できる人材を育成します。

 

カリキュラムポリシー(私たちが提供する教育プログラム)

 グラデュエーションポリシーに掲げる「粘り強さ」「柔軟な思考」「協働」を学びの三本柱とし、中高を通じた一貫教育で生徒の段階的な成長を促進します。基礎から応用へと発展する教育プログラムを通して、卒業時に確かな成長と自己実現に向けた力を身に付けさせます。

⒈ 柔軟な思考力の育成と知的好奇心の深化
〜課題解決型・教科横断型学習〜

 生徒が主体的に思考し活動するPBL型授業を通じて異なる解決アプローチを探ることで、複雑な状況にも対応できる柔軟で創造的な思考力を育成します。また、複数教科を横断した学びにより知識の統合を体験し、知的好奇心を深化させます。

⒉ 粘り強く努力する力の育成と深化
〜地道な努力と挑戦、内省を重視した学習〜

 日々出される課題や小テスト、あるいは長期プロジェクトへの取り組みや日々のリフレクションを通じて粘り強さを培い、高度な課題に取り組む中で、努力の大切さを学びます。学習の進捗や課題に応じて自己評価と目標設定の時間を確保し、粘り強い努力を習慣化させます。

⒊ 他者と協働し高め合う力の育成と深化
〜協働力と発信力の強化〜

 対話型授業を通じて他者理解と協力の大切さを学ぶと同時に、多彩なアウトプットの機会を設けることで協調性とリーダーシップを育成します。その中で意見の違いを建設的に調整するスキルを身に付け、他者と共に高め合う姿勢を育みます。

 

 

 

アドミッションポリシー(私たちが求める人物像)

「感動の教育」に共感し、その実現を強く望む人

 これが大前提です。その上で、本校のグラデュエーションポリシー・カリキュラムポリシーをより高い次元で実現させるために、以下のような人の入学を歓迎します。

学びに“楽しさ”を見出せる人

学びに“楽しさ”を見出せる人は、単に結果を追求するのではなく、学ぶ過程そのものに価値を見出すことができ、失敗や課題に直面しても成長の糧と捉え、粘り強く前向きに取り組もうとする意欲を持っています。本校では、そうしたより深い探究へとつながる原動力、わくわくする知的好奇心を有する人を歓迎します。

自己も他者も大切にできる人

自己も他者も大切にできる人は、自分自身の価値や可能性を認め成長を目指す一方で、他者の存在や意見も尊重し、相手の立場や気持ちに寄り添う力を持っています。本校では、健全な関係性を築き協働する上で大切な素養を持った人、柔軟に多様性を受け入れることができる人、礼儀や規範を重んじる人を歓迎します。

積極的に挑戦しようとする人

 挑戦しようとする人は、未知の分野や困難な課題に対して恐れず、一歩を踏み出す意志を持って います。本校では、既存の概念に縛られず、新しい価値観・新しい世界の構築に向かっていく大胆 さ、柔軟さを持った人を歓迎します。