ご存知の通り、本校は文化学園大学の付属校です。
毎年、1〜2割程度の卒業生が文化学園大学や文化服装学院に進学していきます。
そこで本校では、ファッションに興味を持つ高校2・3年向けに「被服造形」という選択科目を設定しています。
本校独自のその教育プログラムは、服飾業界からもご注目いただいてきました。
(昨年度 青凛祭ファッションショー より)
被服造形の授業では、毎年生徒たちの手によるファッションショーを企画・運営しています。
モデルから、服のデザイン・製作、当日の演出まで すべて生徒が行います。
さて、その「被服造形」はこのオンライン期間中どのような取組みを行っているのでしょうか。
芸術科目のオンライン展開、苦労も多いことと思いますが…
楽しそうに授業を作る先生の姿がありました。
「被服造形」は選択科目のため、オンライン授業時間割には含まれていませんが、
先生と生徒の熱い思いにより、時間割外での学習が実現しているようです。
生徒たちは先生から配信される講義動画を見て、課題に取り組みます。
この日のテーマは展開図。
まるで数学のようなこの学習が、「立体的な服」を「平面的な布」から作る上では、欠かせないそう。
授業後の課題では、生徒から「球の展開図」のイメージが提出されました。
一つ一つの回答は、先生の添削を受け返却されます。
さらにその後の動画では「原型」の書き方まで解説され、生徒たちは早くも作図に取り組みます。
「被服造形」の選択者は、まるで部活動のような雰囲気で、多くの時間と体力をファッションに
かける良いチームです。オンライン期間中もその情熱は途絶えていない様子。
ハイレベルなファッションショーを作り上げるための学びが、すでに始まっていました。