STEAM教育とは、Science(科学)・Technology(技術)・Engineering(工学・ものづくり)・Arts(芸術・教養)・Mathematics(数学)の5つの領域を融合的に学ぶことを目指す教育思想です。その過程では、知る(探究)/つくる(創造)を軸とした様々な体験の中で、課題発見・課題解決を繰り返します。
今の時代を生きる人材に求められる「学び方」「生き方」を育む教育思想ともいえます。
文大杉並ではSTEAM教育と同時にPBL(課題解決型学習)を推進しています。生徒が主役になるからこそ、そこで行われる学びはまさに「教科横断」教科書の枠にとらわれません。効果的な課題設定と、教員と生徒・生徒同士の信頼関係が高度な学びの土台となります。
2020年度、課外活動団体「STEAMプロジェクト」を立ち上げ、生徒主導の探究・創造活動を推進しています。活動の過程では、10以上の企業・大学・NPO等と連携。現在、130名の生徒たちが活動中です。
このページでは、主にSTEAMプロジェクトの取り組みについてお伝えします。
課題解決のためのモノや仕組みを実際に製作する
*週2回プログラミング・ロボティクス講座「STEAM Play 倶楽部」として活動
*レーザーカッター・3Dプリンター完備
世界が抱える課題を自分ごととして捉え思考し、その解決に貢献する
*自ら設定したテーマで活動
*外部連携しながら実践的な活動を重視
*学内向けワークショップを企画
『仕事=課題解決』自己実現と社会貢献を両立する
*起業家を招いたワークショップ
*外部施設訪問
自らの取り組みを効果的に発信することで、その価値を最大化する
*ソーシャルメディアを活用した自己発信スキルを磨く
“場”の責任を生徒たちに委ねることでこそ主体的な学びが生まれます。
「やりたいこと」を欲張りに追究できる安心・安全な場を作ることが教員の務めだと考えます。
生徒のワクワクを重視すると「教科書の枠にとらわれない探究」が自然と始まります。
ただし、STEAMプロジェクトはそこで終わりません。
自分の頭の中にある“価値あるもの”を表現するモノづくり・コトづくりまで実践します。
学びのフィールドは学校だけではありません。企業・大学・NPO等との連携プログラムを多数実現し、自らの学びが社会とつながっている実感の中で活動します。(毎年10件以上の外部連携活動を展開)