-DIARY-

中学2年生は例年、広島と古都（京都）を巡り、平和や日本文化を学びに行きます。

今回はその様子をご紹介します。

1日目：宮島・厳島神社

初日は広島の宮島へ行き、班別研修を行いました。海上にそびえ立つ朱色の厳島神社の美しさに生徒たちは圧倒されていました。また、潮の満ち引きによって変わる景色の美しさは格別で、グループごとに記念撮影をする姿が多く見られました。商店街でも街並みの風情やグルメを思う存分堪能しました。

【生徒の感想】海に浮かぶ鳥居は珍しくて、潮目が引くときと引かないときで景色が全然違く、とても見応えがあった。

2日目：原爆資料館・被爆者の方の講話

2日目は、平和学習が中心となりました。午前中は原爆資料館を訪れ、原爆の恐ろしさと戦争の悲惨さについて学びました。展示物を通して、生徒たちは平和の尊さについて深く考えさせられたようです。
その後、被爆者の方の講話を拝聴しました。直接体験を聞くことで、教科書では学べない生々しい現実と戦争の恐ろしさを強く感じさせられました。
その後は、１０人程度の生徒に１人のガイドさんがついて碑めぐりガイドをしていただきました。ガイドさんの説明に聴き入り、深く考えさせられた貴重な時間となりました。

【生徒の感想】戦争が起きると充実していた日々が一瞬で消えていってしまうことに悲惨さを感じた。この悲惨な出来事を未来の人に知ってもらうために様々な工夫をしていたことがわかった。実際に見たことがなくて、今日初めてその写真を見たらとても心が痛みました。

3日目：古都・京都を巡る班別自由行動

3日目は京都市内の班別自主見学です。事前に計画を立てたコースに基づき、生徒たちはバスや電車を乗り継ぎ、自分たちの力で京都市内を巡りました。
有名なお寺や神社、風情ある街並みなど、生徒たちは各々の興味に基づいた場所を訪れました。公共交通機関の利用を通して、時間厳守や協力の大切さを学び、事前に調べた上で行動することで充実感を味わうことができました。
宿に到着したときに「最高の１日でした！」と言っていた様子が印象的でした。
【生徒の感想】清水の舞台から見た景色は紅葉と京都の建築物がとてもきれいに見えた。また、どういう造りで清水の舞台が作られてるかなどを学んだ。五重塔に行って、昔から高度な技術で建築物が作られていてすごいと思った。

4日目：タクシー研修と旅の終わり

最終日は、タクシー研修です。前日の班別行動とは別の場所を巡るコースを組み、タクシーの運転手さんとコミュニケーションを取りながら、さらに深く京都の歴史や文化に触れました。
金閣寺といった定番スポットから、知られざる名所まで、各班の個性あふれるコースで京都の魅力を満喫しました。各班は無事に京都駅に集合。新幹線に乗車し、東京へと帰路につきました。
【生徒の感想】水面に反射して映った金閣寺がとても幻想的だった。大政奉還が行われた二条城はどのようにしたら将軍と会えるかなど様々な工夫がされていた。最高の修学旅行になって思い出に残った。

この旅で得た多くの学びと感動を、今後の学校生活や将来に活かしてくれることを期待しています。