3月15日に高校の卒業式が行われました。春の訪れを感じる暖かな日に保護者の方に見守られながら、卒業生は様々な思いを胸にこの日を迎えました。
今年度の3年生は、新型コロナウイルスにより中学校の卒業式ができませんでした。本校に入学する際も、入学式すら出来ず、オンラインでのスタートとなりました。その後も様々な制約がある中、「なりたい自分になる」という学年モットーを胸に、仲間たちと様々な工夫を凝らして高校生活を過ごしてきました。
厳かな雰囲気のもとで行われた卒業式の終盤、卒業生による「桜の雨」が会場内に響き渡ります。立派に成長した生徒たちの姿に学年の先生方は目に涙を浮かべていました。
コロナ禍の終わりがやっと見えてきた今、文杉で得たものを胸に、大きく羽ばたいていってほしいと思います。
DDの生徒は日本の卒業式の後、BSCIS卒業式がありました。列席者の拍手の中、キャップアンドガウン姿の卒業生が入場してきました。一人一人が書いた感謝のメッセージが読まれた後、担任の先生から日本の卒業証書、カナダ側の担任の先生からBSCISの卒業証書を受け取り、そして卒業した証としてニールセン校長からキャップにつけるタッセルが贈られました。二つの学校を卒業したことに対する自信と充実感に満ちた表情が印象的でした。
最後にはテニスコートで恒例のハットトスを行い、その後は笑顔でお互いの卒業を祝福しあっていました。DDコースを卒業したことを誇りにさらに素晴らしい人生を歩んでいってほしいと切に願っています。
教員一同、皆さんのこれからの活躍を心より応援しています。